スタッフコラム

ピアノの打ち込みをやってみよう

2021年04月21日

 

 
ピアノを自身の楽曲アレンジに入れてみたいと思うDTMerも多い事でしょう。
 
ポップスやジャズ、R&B等様々な音楽ジャンルに通用する汎用性を持つピアノですから習得する事で作曲の幅は大きく広がる事でしょう。
 
今回はピアノの打ち込み方について解説していきたいと思います。
 
1:ピアノがどう演奏されているのかを理解しよう。
 
ピアノがどのようにして演奏されているのかイマイチ理解できていない人も多いでしょう。
 
まず、簡単に説明すると
 
左手でコード
 
右手でメロディー
 
これを弾いているのがピアノと言っても良いでしょう。勿論この限りではないので予めご了承ください。
 
コード:C-2~C-4
 
メロディー:C-3~C-5
 
このオクターブの範囲でアレンジされる事が多く、ピアノ一本のアレンジなのか、バンドの中でのピアノのアレンジなのかでフレージングが大きく変わってきます。
 
この事を活かした上、フレーズをブラシュアップしていく事が一番効率的と言えるでしょう。
 
2:コード理論の習得が必要。
 
ピアノやギター等のコードを扱う楽器に共通して言えるのが、コード理論をある程度抑えていないと打ち込みが不可能という事です。
 
ドラムやベースのように比較的感覚で出来てしまうパートのようにはいかないのがピアノの難しさなのです。
 
コード理論と聞くとかなり難しく思えてきますよね。
 
しかし、順序を踏んで学習すれば誰でもコードを打ち込む事が可能となります。
 
コード理論を習得する順序としては
 
1.キーとスケール
2.コード(2和音)
3.コード(3和音〝トライアド〟)
 
これが効率的で確実と言えます。
 
習得の道は険しいですが、キーとスケールから一歩ずつ確実に抑えていきましょう。
 
3:リアルな打ち込みにする4つのポイント
 
コードも問題なく打ち込めるようになったのであれば、次のステップとして〝リアルな打ち込み〟に着眼点を置くべきです。
 
ピアノの打ち込みをより人が弾いているように聞かせるには3つのポイントがあります。
 
・音色に気を配る。
・アルペジオを入れてみる。
・リズムを少しだけズラす。
 
3-1:音色に気を配る。
 
打ち込み音源の大きな課題は サスティン(音の伸び)にあります。
 
打ち込み特有の途切れ感は、リズムをタイトに聞かせてくれるというメリットがある反面で、音色のショボさや違和感を覚える場面も多いです。
 
従って、使用している音源の見直しであったり、リバーブやディレイ等の空間系エフェクト類の使い方がネックとなってきます。
 
良いプラグインを使用すればそれなりに人が弾いているリアルな音色になるパターンが多いです。
 
ちなみに私が使用しているのは Addictive keysと呼ばれるプラグイン音源です。1つ1つの音のクオリティーが高く、マイキングの位置であったり細かく音色をコントロールする事も出来るので非常にオススメです。
 
3-2:アルペジオを入れてみる。
 
コードをただジャンジャン鳴らすだけがピアノではありません。
 
アルペジオは分散和音とも呼ばれています。簡単に言えば、コードで一斉に弾いている 音階を敢えて1音ずつ弾くというものです。
 
コードを漠然と鳴らしているだけで面白味に欠けるなと感じる際には、コードに含まれる音階をなぞるだけのアルペジオでも雰囲気は一変します。
 
是非試してみて下さい。
 
3-3:リズムを少しだけズラす。
 
バラード等で演奏がピアノだけになる場面だと、通常の打ち込みではリズムに対してタイト過ぎる事があります。
 
もっと間延びするような響きにしたい等思う際には、きっちりと頭が揃っている音を敢えて後ろ気味にズラしてみるとよりゆったりとした雰囲気になります。
 
しかし気を付けてもらいたいのが、ズラすのは飽くまでも〝少し〟という事。
 
あまりにもズラし過ぎてしまうと下手な演奏に聞こえてしまうので、フリーハンドでミリ単位程度ズラすようにしましょう。
 
3-4:シンセを使ってみる。
 
ピアノ云々とういうよりはアレンジの論点となるのですが、1台のキーボードを使用していても左手でピアノ、右手でシンセサイザーの音色で分かれている事もあります。
 
キーボードやエレクトリックピアノはオクターブ毎に使用する音色を指定できるものもあるため、裏で鳴っているようなストリングスやシンセのリード音等も一台で再現出来ます。
 
この事を踏まえた上、例えばメロディー部分をシンセサイザーの音色に変更してみたり、コードを1オクターブ上の音階でコピーしたものをストリングスにしてみる事で、音圧の拡張やより豪華なアレンジにブラッシュアップする事が出来ます。
 

 


DTM ピアノ 打ち込み