スタッフコラム

【ギター】ペンタトニックスケールとは?【音楽理論】

2021年03月21日

 

 
アドリブで自分のイメージしたように自由に演奏してみたい。
 
エレキギターを嗜む人であれば、このように考える人も少なくはないでしょう。
 
これからアドリブを始めてみたいという人はまずペンタトニックスケールを覚えると良いでしょう。
 
ペンタトニックスケールの概要と活用法について紹介していきたいと思います。
 
1:スケールとは
 
スケールは 音階を指します。
 
キー(調)の中で使う事ができる7つの音階がそれにあたります。
 
この説明だけではイマイチ腑に落ちないかと思いますが、私達がよく耳にするドレミファソラシドもスケールとキーの条件に当てはまる羅列なのです。
 
ドレミファソラシドはいわゆるCメジャーのキーで使用する事の出来る音階です。



ピアノの鍵盤を見ても分かるように、音階は1オクターブあたり#と♭の半音階を含めた 12個の音が存在しています。
 
この12個の音から7個を厳選して使用するのですが、この7つの音が選定されるには下記の条件に基づいています。
 
全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
 
これは基音に対していくつ音階を進めるかというものになります。
 
Cメジャースケールの基音(ルート)はCつまりドですので、ドから全音進んだ音が次にCメジャースケールの中で使う事の出来る2番目の音という事になります。



ドから全音進むとレに辿り着きますよね。
 
そして、レからまた全音進むとミに辿り着きます。
 
ミの次は半音進むのでファになります。
 
このようにスケールはキーの中で選定されていき、結果的にドレミファソラシドというスケールが完成するのです。
 
ここで1つ注意が必要ですが、ドレミファソラシドというスケールは飽くまでもCメジャーの中で使用できるスケールですのでキーが変われば当然スケールも変わります。
 
Dメジャーキーの場合、基音となるのはD(レ)ですので、レを始まりとして全音進んだミが2番目の音、ミから全音進んだファ#が3番目というように変化します。
 
2:ペンタトニックとは
 
さて、スケールについて説明を終えたところでペンタトニックスケールについて解説して行きたいと思います。
 
ペンタトニックとはスケールの形態の1つを指します。
 
メジャースケール、マイナースケール等様々なスケールが存在しますが、ペンタトニックスケールはその中でも名前の通り5つの音で構成された音階になります。
 
通常7音使うスケールの内 4つ目の音と7つ目の音を抜いた1度、2度、3度、5度、6度の5音で構成されたスケールです。
 
民謡やロック、ブルース等で多く用いられるスケールで特にギタリストに於いては初心者の内に抑えておきたい基礎中の基礎と言っても過言ではありません。
 
アドリブやギターフレーズのアレンジも単純なペンタトニックスケールを基に発想を展開していく場面も非常に多いです。
 
3:スケールをアドリブに活用する3つのポイント
 
スケールは取り敢えず暗記出来たけれど全然それっぽくならない。
 
そのように悩むギタリストが多い事でしょう。
 
ただスケールをなぞってしまっているだけの人に参考にして欲しい点を3つに分けて解説してきたいと思います。
 
3−1:チョーキングやスライド、ハンマリングを多用する。
 
ギターソロやアドリブを行う上での基本的なテクニックがチョーキングやスライド、ハンマリング&プリングなどです。
 
ただスケールをなぞってしまっている人やメロディーを弾く事に重きを置きすぎている人はまずこのテクニックをフレーズに活かせるように練習しましょう。
 
特にチョーキングは尺を多く使っても良い味を出してくれる便利なテクニックです。勿論そればかりを演奏していては聞き手が退屈してしまうので汎用するのも程々にしておきましょう。
 
3−2:単純なフレーズから展開していく。
 
アドリブ初心者が陥りがちなのが、最初からテンションMAXで弾いてしまう事です。
 
開始40秒でクライマックスな速弾きの畳掛け…しかし、次の瞬間には何をして良いのか分からなくなってしまい演奏ストップというケースをよく見かけます。
 
アドリブやギターソロは起承転結の構成力が必要不可欠です。
 
しかし、最初から最後まで計算に計算し尽くされたソロを弾いているかと聞かれたらYESという訳でもありません。
 
ポイントは単純なフレーズで勿体ぶる事です。
 
クライマックスな速弾きは最後の最後まで取って置く。それまでは単純なテーマや手数の少ないフレーズで徐々に展開させていくのが長くアドリブを楽しむ秘訣だと思っています。
 
特にバンドでセッションをする際にはドラムやベース、キーボードパートの人たちと一緒に演奏する事になりますから尚更単純なフレーズを用いる事が重要となります。
 
3−3:音階よりも1つの音をどう聞かせるかを重視してみよう。
 
チョーキングやスライドの話の応用になります。
 
チョーキングやスライドは1音の表情を左右する重要な調味料になります。
 
例えば、1音を白玉で鳴らすよりも半音のスライドから始まる1音の方がより表情に深みのある1音になります。
 
勿論、やりすぎるとクドくなってしまうのでプレイヤーのセンスが問われる点ですが、100の手数を詰め込んだフレーズも素適ですが、1音で心に響くフレーズを聞かせられるギタリストも素敵ですよね。
 
歴史に名を馳せてきたギタリスト達も一見速弾きやテクニックに全振りしているように見えるギタリストも必ずと言って良い程1音でオーディエンスの心を鷲掴みに出来るアプローチを持っています。
 
良い演奏に1音に説得性は必要不可欠と言えるでしょう。

 


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