スタッフコラム

スケールって何?

2021年07月19日

 

 
自分のオリジナル楽曲を作ってみたい。
 
そう思い立ってみても、実行できる人は何故限られてしまうのでしょうか。
 
その要因は“スケール”にあると言えるでしょう。
 
今回は作曲を始めてみたいという人の為に“スケール”について解説していきたいと思います。
 
1:スケールとは
 
スケールとは即ち音階を指す言葉です。
 
キー(調)の中で使う事ができる7つの音階がそれにあたります。
 
この説明だけではイマイチ腑に落ちないかと思いますが、
 
ドレミファソラシ
 
これもスケールとキーの規則性によって並べられたものなのです。
 
ドレミファソラシはいわゆるCメジャーのキーで使用する事の出来る音階です。
 
ピアノの鍵盤で見てみましょう。



ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ
 
音階は1オクターブあたり#と♭の半音階を含めた12個の音が存在しています。
 
この12個の音から7個を厳選して使用するのですが、この7つの音が選定されるには下記の条件に基づいています。



全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
 
これは基音に対していくつ音階を進めるかというものになります。
 
Cメジャースケールの基音(ルート)はCつまりドですので、ドから全音進んだ音が次にCメジャースケールの中で使う事の出来る2番目の音という事になります。
 
ドから全音進むとレに辿り着きますよね。
 
そして、レからまた全音進むとミに辿り着きます。
 
ミの次は半音進むのでファになります。
 
このようにスケールはキーの中で選定されていき、結果的にドレミファソラシドというスケールが完成するのです。
 
ここで1つ注意が必要ですが、ドレミファソラシドというスケールは飽くまでもCメジャーの中で使用できるスケールですのでキーが変われば当然スケールも変わります。
 
Dメジャーキーの場合、基音となるのはD(レ)ですので、レを始まりとして全音進んだミが2番目の音、ミから全音進んだファ#が3番目というように変化します。
 
2:メジャーキーとマイナーキーの違い
 
1章でも少し触れていますが、キーやスケールには大きく分けて2種類あります。
 
メジャーとマイナーです。
 
これらを簡単に説明するのであれば、明暗を分けるものと言えるでしょう。
 
メジャーは明るい、マイナーは暗い印象を与えます。
 
メジャースケールの配列は
 
全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
 
こうでしたが、マイナースケールになるとまた条件が変わります。



全音 半音 全音 全音 半音 全音 全音
 
このようになります。
 
当然ですが、音の明暗を左右するのですからメジャーキーかマイナーキーかで楽曲の印象は大きく変わります。
 
参考までに各キーの有名な曲達を聞いてみましょう。
 
・メジャーキーの曲
 
スピッツ / チェリー (Cメジャー)
Supefly / 愛を込めて花束を (Gメジャー)
YOASOBI / 夜に駆ける(E♭メジャー)
Mr.Children / HANABI (C#メジャー)
Beatles / Let it be (Cメジャー)
Stevie wonder / Isn't she lovely (Eメジャー)
 
・マイナーキーの曲
 
・LISA / 紅蓮華(Eマイナー)
・安全地帯 / ワインレッドの心(F#マイナー)
・Rebecca / フレンズ(Eマイナー)
・B'z / Love Phantom(Bマイナー)
・中森明菜 / DESIRE(F#マイナー)
・ゴールデンボンバー / 女々しくて(F#マイナー)
・Janne da arc / 月光花(Bマイナー)
・Bon Jovi / Livin' on a player(Eマイナー)
・Maichael Jackson / Billie Jean(F#マイナー)
・Billy Joel / Stranger(Eマイナー)
 
4:スケールをマスターするためにするべき事
 
ここまでスケールについて解説してきましたが、未だ容量を得ないという人も多いでしょう。
 
音楽理論というのは文字や話で理解し切るのが難しいです。
 
習うよりも慣れろ。
 
本章では知識ゼロでも実践できる“スケールをマスターする練習法”について解説していこうと思います。
 
まず必要なものはピアノアプリ。iOSであればガレージバンドが最初から入っているかとは思いますが、アプリストアで無料でダウンロードする事が出来ます。
 
ピアノを弾く用意が出来たら、次にキーCメジャーの曲を流します。
 
前章で紹介した曲の中だと
 
スピッツ / チェリー
Beatles / Let it be
 
この2曲がそれに当たります。
 
あとは曲に合わせて、
 
ドレミファソラシを適当に弾いてみる。
 
これだけです。
 
黒鍵を弾かず、白鍵のみを弾くようにすれば不協和音になる事がありませんよね。
 
最初はスケールをなぞるだけだけでぎこちないかも知れませんが、何回か繰り返し行う事でまとまったメロディーになってくる事でしょう。
 
この方法を使えば、曲の中にメロディーを入れるという行為の感覚が掴めてしまうのです。
 
作曲は多くの知識や経験が求められますが、こういったところから徐々に慣れていくようにしましょう。

 


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