スタッフコラム

【作曲】DTM初心者はループ音源を使ってみよう!

2021年01月08日

 

DTMでの作曲を始めたばかりの人は沢山の悩みを抱えている事と思います。
 
数ある悩みの中でも、自分の担当パート以外の楽器の打ち込みは特に難しく感じる事でしょう。
 
そんな人には ループ音源がオススメです。
 
今回はこのループ音源について解説していきたいと思います。
 
1:DTMはここが難しい!
 
冒頭でも述べたように、自分が触った事がない楽器はどのような仕組みで演奏されるのか解らずアレンジのイメージがしずらいかと思います。
 
しかし、DTM上で作曲・アレンジを行っていく以上避けては通れません。
 
加えて、DTMではベロシティーやパン振り、リズムのズラし等あらゆる機能を駆使して人が演奏している感(アーティキレーション)を出していく必要があります。
 
勿論、これらを施さずとも楽曲として成立するジャンルも多く存在しますが、一般的なポップスやバンドサウンドの楽曲であればこれらのテクニックが無ければ平面的で味に欠ける仕上がりとなってしまいます。
 
例で挙げると、DTM上最も打ち込みの難しいパートは
 
・ストリングス(バイオリン、チェロ、コントラバス等)
・ブラス(トランペット、サックス、ホルン等)
 
と言われています。
 
この2パートはベロシティーやパン振り等の基本的操作の他にもオートメーション機能を巧妙に使い分ける必要があります。
 
また、使用するプラグインソフトにもよりますが、箇所によってビブラートなのかスタッカートなのかアーティキレーションを細かく指定しなくてはいけません。はっきり言って管弦楽器未経験者からすれば理解不可能の領域です。
 
ストリングスやブラスに至っては、専門のアレンジャーが存在する程に専門性の高い分野です。
 
音源ソフトが滅茶苦茶に高いのも特徴の一つであり、それ程に〝生感〟を出す事が難しいパートなのです。
 
2:ループ音源のここが凄い!
 
さて、DTMの難しさを改めて痛感したところでループ音源というものを紹介したいと思います。
 
ループ音源とは、 プロのプレイヤーが演奏した1~8小節分程の短いフレーズの音源を指します。
 
この音源は通常の録音データとは異なり、 テンポやキーを変更しても自動で適応したデータに変換されてくれるという優れものです。
 
ドラムやベースといったオーソドックスな楽器パートは勿論、サックスやシンセサイザー、マリンバやコンゴといった民族楽器まで多岐に渡るパートのデータが収録されています。
 
コピペだけでパズル感覚で作曲する事が出来るという点が、作曲・DTM初心者にオススメしたい最大のポイントなのです。
 
どうフレージングしていいのか分からないパートの場合、このループ音源を駆使して勉強するのが最適と言えるでしょう。
 
また、EDMやヒップホップの世界ではループ音源を使用して作曲する事もあります。同じ方法で作曲してみると直感的でフレキシブルな曲が誕生するかもしれませんね。
 
3:ループ音源を上手く使いこなすコツ
 
ループ音源を使う事によって自分で苦手だと感じる楽器パートのmidi打ち込みの手間を大きく省く事が出来ます。
 
しかし、好みのフレーズをただ繋げるだけでは違和感の覚える場面も少なくはありません。
 
感覚的と言っても多少のセンスが問われるため、作曲自体が初めてという人の為にループ音源を上手く使いこなすコツを紹介したいと思います。
 
3-1:ドラムはフィルを使いこなそう。
 
ドラムのループ音源は通常4~8小節分のフレーズが揃っています。
 
バラードで使えるような4つ打ちからロックに合う8ビートまで様々あるのですが、中には1~2小節程度の短いものもあり、初見では存在意義に苦しむ事でしょう。
 
ループ音源で1、2小節程度の短いものに関しては、その多くが フィル(おかず)と呼ばれるものです。
 
ドラマーは基本的には楽曲リズムの基盤となるビートフレーズを叩いているのですが、セクションの変わり目等にはフィルを盛り込む事で違和感なくBメロ・サビ等に移行させています。
 
逆にフィルが無いと、セクションの変わり目が「のっぺり」とした雰囲気となってしまい、聴き手が退屈と感じてしまったり違和感を覚える事があります。
 
ビートとなるフレーズの最後の1小節分をフィルフレーズに変えるだけでも見違える程にクオリティーが上がるので是非チャレンジしてみて下さい。
 
3-2:音を重ねすぎないようにしよう
 
アレンジは引き算が基本と言われています。
 
あれもこれもと足しすぎたアレンジは「散らかっている」印象となり、聴かせどころの見えずらい仕上がりとなってしまいます。
 
これを回避する為にも、音を重ねすぎないように気をつけましょう。
 
ドラムやベース:基本的に1パートずつあれば十分です
 
ギターやピアノ等のコード楽器:どれか一つあれば十分です。どう聴かせたいかによって楽器を選ぶと良いでしょう。
 
シンセサイザー:メロディーとリードとで同じ音域でフレーズを組むと高確率でぶつかり合ってしまいます。重ねすぎるのも危険ですが、音域を意識してフレーズを作りましょう。
 
まとめ
 
ループ音源は、手軽に作曲を行うツールとして非常に有効です。
 
自分の苦手なパートやこれから試してみたい楽器がある時に練習資料として使ってみる事をオススメします。
 

 


作曲 DTM ループ音源