スタッフコラム

【ギター初心者】カッティング入門講座

2021年01月25日

 

ここ数年の音楽の流行傾向を見ると、 カッティングは主流となっている奏法の一つと言っても良いでしょう。
 
その元を辿ればファンクやジャズ、R&Bで演奏される事の多かったカッティングですが、現在では実に様々な音楽ジャンルの中で見かけるようになりました。
 
もはやギタリストにとって 必修科目と言っても過言ではありません。
 
これから始めてみたいという人のために、分かりやすくカッティングについて解説していきたいと思います。
 
1:カッティングとは
 
カッティングはギターの奏法の1つです。よく耳にする奏法ではありますが、実はカッティングという名称は和製英語であり、英語圏では該当する用語が存在しません。
 
敢えて言うのであれば、 Funk Strumming「ファンクストラミング」が相応しいそうです。
 
ブラッシングやミュート等のテクニックを駆使して「チャカチャカ」とリズムやグルーヴを強調し演奏する奏法です。
 
速弾きやアルペジオといった奏法に比べると、全体的な音階の動きが少ない分、リズムキープだったり歯切れの良い演奏を意識しなければいけない難しさがあります。
 
2:ブラッシングについて
 
カッティングを語る上で避けて通れないのが ブラッシングの存在です。
 
ブラッシングとカッティングの違いは曖昧にされてる部分が多いのですが、一般的にブラッシングは 左手をミュート状態(指板を完全に押さえずに少しだけ浮かせている状態)にさせストロークを行う事を指します。
 
カッティング同様で「チャカチャカ」としたリズミカルな音色になるのですが、ブラッシングはどちらかと言えばパーカッションとしての役割を果たすための奏法なので、カッティングのような単音やコードなどを含む複雑なフレーズを演奏する事が出来ません。
 
3:カッティングのやり方
 
カッティングは、右手でミュートしながら「チャカチャカ弾くだけ」…。
 
そんな事言われても中々上手く出来ないのがカッティングです。
 
カッティングの難しさは
 
・ストローク
・ミュート
 
右手一本でこの2つを瞬時に使い分けるところにあります。
 
初めてカッティングをする人にとっては、 ストロークとミュートの切り替えが上手くいかず苦戦を強いられる事になるでしょう。
 
カッティングをする時の右手は、弦に小指側の 小指球(しょうしきゅう)と呼ばれる部位を当ててミュートします。
 
ファンクやR&Bのような複雑なフレーズでなく、ポップスやアコギ等でも使われるような単純なカッティングの場合だと母指球(ぼしきゅう)のあたりを弦に当ててミュートします。
 
後者の場合だと、本記事の本筋であるカッティングと言うよりはアコギのアルペジオ演奏等で用いられるパーカッション的なアプローチをイメージすると良いでしょう。
 
4:カッティングを制覇する2つのコツ
 
その難しさを改めて痛感している人の為に、カッティングを逸早くもマスターする為のポイントを2つに分けて紹介したいと思います。
 
4-1:手首は出来るだけ脱力
 
思い通りに弾けないとどうしても力が入りがちになります。しかし、ギターは通常のストロークからカッティング、その他 奏法のほぼ全てに於いて脱力がポイントです。
 
脱力が出来ていないと、 リズムのキレが悪くなってしまったり、右手の疲労により長時間の演奏が難しくなります。
 
特にカッティングは一曲通しで弾かなければいけない楽曲が多い為、演奏面の持久力は必要不可欠です。
 
ストローク時の脱力のコツは 手洗い後の水切りの動作を意識する事。
 
この動作を行っている時は、手首の動く方向に腕が引っ張られるように動きます。
 
ストロークを行う時とほぼ同じ動作なので是非参考にして下さい。
 
反対に力が入ってしまっている時の基準になるのは 団扇を仰ぐ動作です。
 
団扇を仰ぐ時は手洗い後の水切りの動作時とは違い、手首と腕が一緒に動いている為、自然と無駄な力が入ってしまいます。
 
4-2:フレーズ感よりも、まずはリズムのキレを意識しょう。
 
脱力の延長線のような話ではありますが…。
 
一つ一つの音を綺麗に鳴らそうとするあまり、無駄な力が入ってしまいがちです。
 
気持ちとは裏腹にどんどん弾けなくなっていってしまう人には特に実践して頂きたいのですが、カッティングを練習する上で意識すべき点は〝フレーズ〟よりも〝リズム〟です。
 
フレーズとしてはノイズの入ってしまう歪なものであっても、リズムのキレさえしっかり整っているプレイであればカッティングは成功だと言って良いでしょう。
 
だからと言って、フレーズとしての綺麗さを意識しなくても良いという事でもありませんが…。
 
ノイズの処理だったり、ストローク時のコードの響き等の点は後にブラッシュアップするものと考えましょう。
 
意識する優先順位として、まず最初にリズムのキレに注力すべきです。
 
5:カッティング初心者にオススメの練習曲10選
 
Doobie brothers - Long train running
James brown - Sex machine
Michael jackson - Black or white
Survivor - Eye of the tiger
the Band apart - Eric.W
小田和正 - ラブストーリーは突然に
山下達郎 - Sparkle
Thee michelle gun elephant - Black tambourine
KANA-BOON - ないものねだり
サカナクション - 新宝島

 


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