スタッフコラム

DTM初心者が抑えるべき4つのポイント

2020年07月18日

 

近年、DTMに於ける市場の需要が一気に飛躍しているのを感じています。
その要因として挙げられるのが、 宅録技術の進歩、そしてYoutubeの普及です。
これにより、自宅での楽曲制作やレコーディングというものが当たり前の時代になったと言えるでしょう。
かくいう、本記事に目を通している人の中にも 「これからDTMを始めたい」と考える人は多い事でしょう。
今回は、そんな人の為にDTMを始めるいあたり重要なポイントについて解説していきたいと思います。
 
1、DTMとは

DTMとは
Desk Top Musicの略であり、
PCでの音楽制作(作業)の意を指します。
 
これに似た用語で DAWがあります。
DAWはDigital Audio Workstation(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の略称です。
PC上での音楽制作を目的として扱うソフトウェアの意味です。
 
すなわち、
DTM=音楽制作の作業
DAW=DTMを行う為のソフト
 
このような意味分けになります。
 
2、DTMで出来る事

DTMを通して出来る主な作業は下記の通りです。
 
・作曲
・編曲(アレンジ)
・レコーディング
・楽曲のMIX
・マスタリング
 
作編曲の時点では、 midiデータ(楽器毎の演奏の情報をデータ化したもの)を打ちこむか楽器をレコーディングする事でイメージした楽曲を形にしていきます。
勿論、制作者によって様々な事例がありますが、大まかに作曲・編曲・レコーディングはセットで考えてもらっても良いでしょう。
MIXは製作・レコーディングした音を違和感なく調和させるための調整、 マスタリングは最後の音圧調整となる行程です。
 
3、DTMをする上で抑えるべき4つのポイント
 
さて、ここからが本題です。
2章ではDTMで出来る事を行程順で説明しましたが、ここで説明した行程の殆どは今すぐに出来るようになるには大変に難しいです。
それ程に専門性の深い分野である事をまずはご理解頂きたいです。
では 何を優先して始めたらいいのか。
この疑問に対する答えを4つのポイントに分けて説明していきたいと思います。
 
3-1.楽器を始めよう。

既に何か一つでも楽器の演奏を習得されている人はこの項目を飛ばしてもらって問題ありません。
極論を言えば、DTMは楽器が出来なくても出来ます。
ただし、楽器未経験者と経験者では 作業の効率・スピードが雲泥の差です。
例えるのであれば、この差を如実に感じる事になるのは、 コード付けの段階です。
楽器未経験者には適切な和音を探し出す事はほぼ困難です。
楽器をやった事がないという人には、これから習得される事を 強くオススメします。
特に、ピアノやギターといったコードを奏でる楽器は作曲時のみだけでなくレコーディングの場に於いても非常にフットワークが軽いため、私としては強くオススメしたいです。
 
3-2.ループ音源を使用して遊び感覚で作曲してみよう。

私は、DAWソフトの中でも Logic proを推奨しています。
Logic proには ループ音源という便利な音源が収録されています。
ループ音源とは、 プロが演奏したワンフレーズを録音した音源です。
ドラムやベース、シンセサイザーと豊富に用意されていて、作曲者は パズル感覚で作編曲を楽しむ事が出来ます。
音楽理論に乏しい段階ではこの音源を使って作編曲の練習をしてみるのも意義のある時間の使い方だと思います。
 
3-3.コード理論を習得しよう。

楽器同様で頭の片隅にでも入っている人とそうでない人には 作業スピードに差が生まれます。
コード理論を知らないで作曲に臨む事という事は、言わば英単語を知らずに英語圏の国に渡るようなものです。
理論はルールであり引き出しでもあります。
現地の人の真似をしながら英語を覚えるのは、 「自分の表現を言葉にする」という面で時間がかかりますよね。
これ以上は長くなってしまうので、専門のトピックで解説したいと思います。
 
3-4.より多くの音楽に触れよう。

音楽制作の場に於いて、作編曲はかなり広いジャンルに精通していなければ作業が難航する場面も出てきます。
何かのジャンルに特化して素晴らしい楽曲を手掛けている人ほど、 音楽の知識は広く深いものです。
昨今に蔓延る音楽というものはジャンルのボーダーが曖昧なものばかりです。
もはやジャンルという概念を取り払い、アーティスト毎のブランド、そしてマニフェストとして音楽性というものを受け止めるべきだと私は考えています。
この中でオリジナルにしてもカバーにしても制作に及んだ際、一辺倒な知識だけでは乗り切れない場というのも当然増えてきます。
「本当はこうしたいのに、良いアイディアが浮かばない…」
こういった悩みを抱えた際に、ふと立ち寄ったカフェで流れていた全く知らない曲が助けてくれた事幾度もありました。
普段聞き流しているような音楽に耳を傾ける事で出会える新たな発見や収穫は非常に大きいものです。
 
まとめ
 
ここまで説明したように、DTMは始めるには少し専門性の高い分野です。
しかし、 一歩ずつ確実なステップを踏む事で必ず理想の楽曲を生み出す事が出来るようになります。
最後に一つ、DTMに必要な要素は 「音楽に対する愛」です。
これ一つで世界中に数多の名曲が生み出されてきた事はその歴史が証明しています。
本記事で話させてもらった4つのポイントを踏まえた上で、出来る事からコツコツと始めていきましょう。