スタッフコラム

アコースティックギターとエレキギターの違い

2020年10月27日

 

ギターを始めてみたい

そうは思ってもどんなものを選び手を伸ばしていいものか迷われている人も多い事でしょう。
 
一口にギターと言っても用途や音楽ジャンルによって適した多種多様なギターが存在します。
 
ギターの知識がゼロという人の為に、まずはギターという楽器について根本的な解説を交えて紹介していきたいと思います。
 
1:ギターについて



ギターは16世紀初期に リュート属より派生した6本の弦とフレットを有する弦楽器です。ギターを含む弦楽器の誕生には「弓」の存在が大きく関係しており、ピンと張り付けた状態にある弓を音として共鳴させるために試行錯誤した結果誕生したと言われています。
 
こういった弦楽器の中で古くから存在していた中ではシタールやリュートが著名です。711年、イベリア半島占領を機にスペインにリュートが伝わります。
 
ヨーロッパと言えばクラシック音楽が大きく発展したした地域。めまぐるしい発展の末、ルネッサンス、バロックと時代を経て進化しギターへと進化・派生していく事となります。
 
同時代の他楽器と異なる点といえば、 フレット(音階を分けるステンレス製の仕切り)が設けられた事により、ヴァイオリン等よりも演奏時のピッチのずれが起こりにくく演奏しやすいという点が挙げられます。
 
2:アコースティックギターとエレキギター、それぞれの特徴
 
現代に於ける「ギター」には大きく分けて2種類のものがあります。
 
一般的に呼ばれるギターとは、アコースティックギターの認識であると言って良いでしょう。20世紀に入り、アンプに繋ぐ事で大音量での演奏を可能としたエレキギタが誕生します。
 
当初では双方にそれ程の違いはありませんでしたが、現在に至るまでに様々な改良と音楽ジャンルの多様化により全く別物の楽器として存在していると言っても良いでしょう。
 
それぞれの特徴を見ていきましょう。
 
2-1:アコースティックギター



通称(アコギ)と略されています。
 
主に使用するミュージシャンは弾き語り等をメインとする歌手やシンガーソングライターが多いイメージです。
 
ボディ中央にある穴を サウンドホールといい、弦の振動によって発生した箱鳴りを外に放出する役割を持っています。これにより、本来の弦音の音量を増大させる事を可能とします。
 
ギターは通常右手で ピックを持ち、弾いて演奏する事が殆どですが、アコースティックギターでは指で直接弾いて弾くといった奏法も多くみられます。
 
特にアルペジオ奏法を用いる事でピアノのように伴奏とメロディを同時に演奏する事も可能です。 ギター一本でも幅広く演奏出来るのが大きな魅力と言えるでしょう。
 
2-2:エレキギター



エレキギターは現代に於いて最も大きな発展を遂げた楽器の一つと言えるでしょう。主にはロック系のギタリストを中心にジャズ、ブルースと幅広いジャンルで使用されているイメージです。
 
エレキギターにはアコースティックギターのようなサウンドホールは設けられていません。
 
その代わり、弦音を拾う マイク(ピックアップ)が搭載されており、大型の スピーカー(アンプ)に繋ぐ事で演奏する事が出来ます。アコースティックギターと比べると演奏の場を選ぶため、気軽さには欠けますが エフェクターと呼ばれる機材を用いる事で音色を変更できるという面白さがあります。
 
ギターシンセサイザーの登場や機材の技術進歩等からエレキギターの概念は大きく覆されている傾向にあり、ギターソロやコードワークといった基礎的な枠を飛び出して多岐に渡るアプローチを楽しむ事が出来ます。
 
3:最初に購入するギターは何を選ぶべきか
 
ここまで説明した上で、アコースティックギターにするかエレキギターにするかで迷われている人もいる事でしょう。
 
まず結論から言うのであれば、ギターを選ぶ際に真っ先に重要視すべき点は「用途」と言えるでしょう。
 
主にギターを始めるきっかけとして以下の3つが挙げられます。
 
・弾き語りをしたい。
・バンドでギターを弾きたい。
・作曲するためにギターを始めたい。
 
3-1:弾き語りをしたい場合



弾き語りの場合、一般的なイメージ通りアコースティックギターを選択すべきと言えるでしょう。
 
自身の予算に合ったギターをお選び下さい。
 
また、自宅だとアコギの音量は非常に大きく響きます。そこで、サウンドホールからの音の放出を最小限に抑えるカバーも併せて購入するのをオススメします。
 
3-2:バンドでギターを弾きたい場合



バンドでギターを弾きたいと考えている場合、アコースティック編成のバンド以外であればエレキギターを選択すべきです。
 
万が一、アコギのような表現が必要となった際でも、エレキギター一本あれば十分に対応できるでしょう。
 
但し、エレキギターは 追加で購入する機材が多いです。
 
練習用のアンプやギターとアンプを繋ぐケーブル(シールド)やエフェクター等アコースティックギターに比べると初期段階にかかる費用は大きくなると言えるでしょう。
 
3-3:作曲するためにギターを始めたい場合



作曲する上で楽器が手元にあるか否かで作業クオリティーは大きく変動します。
 
特にギターやピアノといったコードを扱う楽器であれば、MIDIをいちいち打ち込むよりも弾いてレコーディングした方が早いです。
 
この場合、アコギでもエレキでもどっちでも構わないというのが結論なのですが、一つ注視しなければいけない点があります。
 
それは通常のアコギだと マイクを購入しなければ録音が出来ないという点です。
 
エレキギターであれば、ケーブルで繋ぐ事で録音はスムーズに行う事が出来ますが、アコギではそうはいきません。
 
コンデンサーマイクを買い、録音の際には雑音が入らないよう配慮しながらレコーディングを行わなくてはなりません。本レコーディングであるのならまだしも、曲のデモ一つ作る為にこのような作業を踏まなくてはならない環境ははっきり言ってストレスと言えるでしょう。
 
そこでオススメしたいのが「 エレアコ」です。
 
エレアコは所謂アコースティックギターの役割をベースとしつつも、 ボディ内部にピックアップマイクを内蔵する事によってエレキギターとしての役割も得ることが出来るギターを指します。
 
より軽いフットワークで作曲やDTMを楽しみたいとの事であれば、エレアコという手段も検討してみてください。
 
まとめ
 
同じギターと言えども、アコースティックギターとエレキギターとでは全くの別物と捉えてもらう必要があります。
 
対応できるジャンルや用途、奏法等如実に異なる点が多く見受けられるのは他楽器パートには見られない特徴と言えるでしょう。
 
これらの事を踏まえた上で、アコギにすべきかエレキにすべきか熟慮してみてください。